死ぬことを忌み嫌ってはいけません。
恐れてはいけません。
己が消失するわけではありません。
忘却の彼方になるのでもありません。
肉体を失うだけで、意識や記憶といった目に見えないものは永遠に残存するのです。
死ぬことのメリットは二つ。
たった二つと思うかもしれませんが、この一つ一つが何事にも代えがたい甚大で幸福なメリット。生きている者には決して与えられない高待遇なのです。
一、「この世の苦しみから解放される」
二、「あの世でなんでも願いが叶う」
この世は修行の場。ですから大小様々な苦と日々対峙します。
仕事をして金銭を稼がなくてはいけません。
人間関係に神経を使わなければいけません。
年を重ねて肉体は老いていき病気にかかることがあります。
それもこれもこの世で肉体を持ち生きているから。
死を迎え肉体から離脱して魂だけの存在となれば、この世での憂い嘆き苦しみ絶望等から全て解放されるのです。
そしてあの世へ行ったとき、どんなぶっ飛んだ願いでも全て想念で叶えられます。
理想の環境や出来事を思い浮かべるだけ。すると一秒も経たずしてそれらが具現化するのです。
仕事をしなくていい。お金を稼ぐ必要はない。老いることも病にかかることもない。
一人で悠々自適に思い通りの生活が送れる。
これが死ぬことの最大のメリットなのです。
しかしこの特典を得るためには「真面目に生きて天寿を全うすること」。
殺人を犯して天寿を全うしてもダメ。
自殺をして早々と逝ってもダメ。
徳を積みながら定められた寿命がやって来るその日まで生きること。
それがあの世でのハッピーライフを獲得する条件なのです。
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